オーディオよもやま話

HomePage に書いてない事を書いてみよう。
どうしても、HomePage では理屈っぽかったり、好みを書いたりしがちである。
本音の部分がどうしても書きにくいからである。ま、文章の表現力も乏しいし....。

1:音楽について

残念ながら、初音ミクの機会にSibeliusVOCALOID その他で少し作曲について学んだが、
ピアノの左手のコード進行でギブアップ!
大体、楽譜の書き方も、エラク複雑なモノもあるし、専門に個人教授されないと無理と分かった。
で、あきらめた。
好きな曲が元来マントバーニ、パーシーフェース、等のムード音楽、だから、でも、彼らはもう居ない。
今はイージーリスニングと言うが、なんか違う。どちらかというとBGMに近い感じである。
映画音楽のヘンリー・マンシーニも大好きである。これは映画好きから来ているのかもしれない。
だが、これも、いつの間にか映画音楽が主題曲から離れて効果音楽になってきているように思う。
日本の宮崎駿のアニメの音楽は昔ながらの主題曲があり良いのだが、 久石 譲、ユーミンの音楽は好みである。
だが、CDとしてはキチンと出ていない。
似たような事だが、シェルブール の雨傘のミシェル・ルグランもなかなか難しい。著作権の問題があるのだろうか..
反対に 007 シリーズは 時々全集のような形で出るのは嬉しい。イントロのシーンに音楽があるのだが、
出来ればこの部分だけを編集しDVDにして欲しい。
映画はリズ・テーラの「クレオパトラ」に代表されるようなスペクタクルという映像が壮大なものが好きである。
ジュール・ベルヌの「世界一周」もなかなか良かった。気球に乗ってアルプス越えや綺麗なお城の上空など。
ビクター・ヤングの曲である。
ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブルも全般的にテンポが早いのがちょと疲れる。

ラテンも「黒いオルフェ」やセルジオメンデスの半分記録映画のような作品を観てから...。
だが、ラテンと言っても、ボサノバとかタンゴとかタンゴはコンチネンタルが好きで、現地のフォルクローレは苦手。
スタンリー。ブラックは幅広いジャンルをやっていたが、彼のラテンも良かった。
日本の音楽も演歌、民謡など苦手。最近のAKBはマッタク分からん。これはおにゃんこクラブから始まっている。
好きなのは、昔の元祖「3人娘」、美空ひばり、江利チエミ、雪村いずみ。である。特に江利チエミが好きである。

Jazzはジュリー・ロンドン!私にとっては女神。彼女の前の女性ボーカルは皆天女!
フランクシナトラは帝王。ディー・マーチンは用心棒...この頃はJazzとポピュラームユージックが分離していなかった。

洋楽を一時聴かなくなった。多くの人が素晴らしい!と絶賛するのだが、私には騒音にしか聞こえない。
ソレはビートルズ、アニマルズ 

Jazzも何時の頃からか、やたらテンポが早くなって..聞くのがしんどい。
その点、ボーカルは早くなりにくいせいか結構良い。チョイ前の、ダイアナ・クラールも良い。
お気に入りは「Live In Paris」 である。エルヴィス・コステロと結婚してからは今一雰囲気が違う感じで、
あまり聞かなくなった。残念。

ナットキング・コール、アンディ・ウイリアムスは聞くモノが無くなると聞くための隠し球的。
これや、ジュリー・ロンドンを聞くと後が無くなる気がして、手に取りにくい。
初恋の人のような曲は、スリー・サンズの「魅せられしギター」、カテリーナ・ヴァレンテの「情熱の花」
オリジナルがよく分からないが、Roger Roger か Helmut  Zacharias のフランス映画の「幸福への招待」「paris pales hotel」
のクライマックスに流れる曲。YouTubeに載っているので観て欲しい。
最近のでは「スノーマン」の 「Walking in the Sky」 CelticWomanの クロエ・アグニューの歌っているモノがお気に入り。

さて、クラシックは再生装置がなかなか満足に鳴らないから、少々遠のいている。
モツアルトは好きじゃ無かったが、寝るときに聞くにはすごく良い。子守歌だね。
衛星ラジオを流しながら寝るから、ゆったりしたモノなら何でも良いのだが....。

2:オーディオ装置
オーディオは音楽がないと眺めていても...、だが、時々、オークションなどで目の保養をする。
なにか、良い音がするような...、気持ちだけだが。
現実には年で重いモノが動かせない、SPは30Kgを限界と思っている。
一応、好みのモノを大体集めたつもりである。だが、これ以上は大型しかない。
しかし、これも、スコーカがホーンである事にこだわっている。でJBLの4425が今のところ最高の品物。
意外とホーンが今は少ない、理由はSPの能率が低くなったのとドーム型が幅を利かせているからと思うが、
ホーンの特性は桁違いに良い。指向性と歪み、能率に置いて...なぜ、少なくなったのか..たぶん作るのが面倒だから、

さて4425は良い。ただ高域が弱い。今の後継の4429はその点良くなっていると思うが...。
マッタク不満が無いわけではないが、基本JBLはJazzと決めている。クラシックはTANNOY
小型の Mercury M20 を持っているが交響曲が難しい。低音の浪々とした雰囲気や、高音の透き通た音が
でない。小編成のものなら問題ないのだが、理想はたぶん GRF だろうが、大きすぎる。それとこれを鳴らすAMPは
よく分からん。McIntosh はデータ的に好きなAMPでない。最近の高価な物は手が出ないが、金額に比し内容が?なのである。
昔の日本の1980年代前後が一番良いと確信している。この頃の日本のメーカはものすごい努力をしていたと思う。
ケーブルはホドホドで良い。高価な物はホボ無意味と思っている。たぶん精神的に満足するのだろう。
どうがんばってもCDの音だ、または Analogの LP ではやはりその後の装置でどうがんばっても、
運が良ければ良いが、なかなか100%の満足は難しいと思う。それが最近の装置はあまりにも高価である!
それに見合った音が出れば良いのだが、80年代の装置と比較して数段上とはとても思えない。

SPやAMPは高音が出るようになったが、音源が音源である。DAC でサンプリングをよくしても、元が生なら良いのだが
昔は生録で2トラ38のオープンリールを使いやっていた人たちが居たが、彼らはそれなりに良い音を収録していたと思う。
だから、最近はデジタルリマスターで原音を昔録音されていたオープンのソレこそ16トラックとかのプロ用テープから起こしている
らしいが、CDになった時点でかなり性能ダウン。また、ネット販売のMP3 でも CDと大差ない。
だが、音楽探しには、ネット販売は良い。CDはDMMからレンタルをしているが、気に入ったモノは半分もないかな...
だいたい、好みが偏っているからかも...。
そのような音源では最近の高価な装置は、不要としか言いようがない。オーデイオは見た目が大切と言っていた評論家が
いるが、たぶん詐欺に遭っているのだと思う。人間って思い込みが激しい生き物だからね。

AMPは150Wの出る、プリメインが一番使いやすい。最近の雑誌の紹介されているモノはPriとMainが分かれたもので
しかも高価!お金が捨てるほどある人良いのだろうが、高価だから良い音が出るハズと信じ込んでいるいる人は良いのだろうが。
冷静な感覚では無意味と思う。真空管も同様のことがいえる。
ターンテーブルもやり過ぎ商品が喜ばれているのは不思議である。アームもSME ターンテーブルは Thorens なんか神話的でさえ有る
LPの音だよと思うのである。

普段聞く音量は1W以下だから、大きな出力のAMPは不要とは思うが、音の立ち上がりやダイナミックスで差が出る。
たぶん、B電源の電圧や電源の大容量コンデンサの容量差が影響しているのではと思う。
SANSUIの AU−9500は改造で、三種類のコンデンサが、AU-D907F Extraは二種類。LUXのMainは左右独立の電源トランスがある。
つまり、電源がどれだけ余裕があるかである。安い商品は先ずここが手抜きに成る。良く聞かないとわかりにくいし、低音の迫力で差がつくから
小さいSPだと分かりにくいし。である。10W位で鳴らすと差が出る。しっかりした作りだと、
音が重厚で切れが有りダイナミックである。弱いと極端な表現をすると携帯ラジオのような少々弱々しい感じに鳴る。
最近のD級AMPって大丈夫なのだろうか?と100WのAMPで1KWの能力ある電源を載せてあればもんだいないと思うが...。
D[級のコンパクトさが損なわれる。
昔、真空管からTrに成ったときも似たような事があった。結局、Trに成っても重量のあるAMPがしっかりした音がでると...。
その最右翼がA級AMPである。電気は食うわ、パワーは少ないは...重量はおもいはである。

AMPは余裕がないと思う。最大で10W位なら、100Wは欲しい。

オーデイオってこのようなやり過ぎが受けている。ま、ソレが結果につながるしである。
昔は、自分でいろいろな部品が選択でき、自分なりの組み合わせが、無意味に高価な凝ったものも多いから、
理屈を考えないと...である。
1960年〜70年は数多くのメーカがあった。Tr時代に成って、大手の家電、メーカが入ってきて、より大衆化した。
産業としてはいいかも知れないが、アマチュアイズムを満足させていたものがだんだんとなくなり、弱小メーカも吸収合併
倒産と少なくなっていった。小さいメーカは採算より満足のいく良い品物を作っていた。
大衆化は産業規模を大きくはさせるが、質が落ちる。一時的には良い物が安く出来るのだが...

今は外国のメーカががんばって居るが、見た目重視のような気がして成らない。
回路は凝っているし、部品も高価そうだが、スペックを観ると、80年代を決して超えてはいない。

残念なのは多様な組み合わせがチト違う。DACは元が悪いのに...早く、音源がこれを生かせる仕様にすべきである。
大容量になるので、DVD化すべきである。ま、ロックやポップスを聞く分にはオーディオの凝る必要も無いが...。


話は変わるが、出来ればSPはマグネットと振動板、ダンパー、エッジ、フレームがそれぞれ組み合わせられるとおもしろいのにと思う。
AMPは究極は自作しかない。ここも昔、真空管時代は自作が製品より安く高性能に作れた。今は相当に高価に成る。
いま、少しずつ以前の様な雰囲気になってきたが、高価な点は難しいようではある。


3:スピーカの低音
低音の難しさは振動板が重ければ出る、が、能率が落ちる、マグネットを強力にすれば良いが
金額が問題。
昔、ElectroVoiceのPATRICIAN と言うのがあった、大きい、ウーハが76cm だが大きいからか当時もあまり
批評は無かった。
今から50年近く前に晴海で開かれたオーディオフェアで観たが音は聞かなかった。LUXのSQ38も展示してあり
そのつまみのタッチが抜群に良かった、他社のモノの追従を許さないできであった。
後日、コノつまみを買ってAMPを自作した。今もあるが、コンデンサー等交換しないと音が悪い。
さて、当時GoodMansのAxiom80が自作派に評判であった。エッジレス、ダブルコーン、蝶ダンパー
マグネットも強力。良い音がしたようだ、私は未だに効いたことが無いのだが、
問題があった。エッジレスということは低音を出すもう一つの方法ダンパ、エッジが柔らかいと言うことで、良いのだが
エッジが無いと低音が回り込んで、打ち消してしまう。だから専用の箱に入れないと難しい。
しかも、当時から高かった。学生の私はお金が無いから、日本製を買った。
さらに一般的にフレームは鉄板であったので後面開口部が小さくなりやすい、と、低音に悪影響。
だから、AXIOM301のようなフレームが良いと。コノ音は当時秋葉原で良く聞いたが、印象に残らなかった。
大体高いし...。その後、FOXTER(現FOSTEX)がエッジレスのウーハを出した。注目度は抜群。だが、
低音が反応が早いから軽い感じがすると..。
当時JBLのLE8Tが人気(今もだが)だったので、FOSTERがまねてUP−203を出した。
仕様上はこちらが上のような感じだったので、私はこちらを購入、こちらの低音は20cmの割に重い。
もれも私好み。今はコノ後継のUP−220を使用。高域にヤヤ歪みっぽさがあるのであまり使わないが...
昔の音楽を聴くときは使う。
この時代に成ると国産のスピーカユニットはスゴイ。が批評家はJBL、ALTEC、TANNNOYに始まる外国産
崇拝、今もこれが続いている、原因は国産がほとんどオーデイオから手を引いた。特にスピーカから。
今はカーオーディオ。
アナログが一部で復興しているが、昔のすごさは無い。なにぶん秋葉原が全部オーディオで埋め尽くされていた
のだから!スピーカもユニットが普通にあった。
さて、低音をだす為には箱も大きな要因。
薄いと、箱鳴きと言われ嫌われたが、ここでも外国産は箱鳴きも積極的に音作りに寄与していると...。
モノは言いようだが...
そこで超マニアはALTECの416を使い、コンクリートの箱に入れて聞く人も...結果は今一満足がいかなかった
ようだが...。さらに箱は大きい方が良いと部屋の押し入れを箱代わりにした人も居た。
ホーンも人気だったが,マニアでないと大きいので難しかったが、やる人は屋根を突き破って、ホーンのドライバーを
屋外に、二本有るから鬼の角のようだと、このドラライバーに後藤ユニットの超強力マグネットを付けた38cm
SG-38Wを高城重躬先生の注文で作られたとか...。
この人はターンテーブルも玉鋼の超重量。それを糸ドライブで...。モータは別の所に振動が伝わらないように...
ま、スゴイ人たちが居た時代である。
低音は今も..ただ、大きな場所を取るのと仕掛けが大変。
近所が近いと苦情が来るし...。
低音は遮音が出来ないからである。日本でもパイオニア、ダイアトーンで大口径ユーニットを出していたが何処に
使われたんだろう...。
この音は耳で聞くと言うより体全体に響くと言うより。揺さぶられる。
今のモノは箱に凝っているが、スピーカユニットは30cmも無い感じに成っている。
その割に価格は高い。
今のオーデイオはお金持ちの所有する満足感が主なのだと思う。
ダブルウーハとかドロンコーンも昔から有ったが、高価なので裕福な人しか使えない。
小さいスピーカにも有るが、やはり次元が違う。

忘れていたが、エッジの努力もLo-Dのギャザードエッジがあるが、今はアルパインのカーステレオ用に使われている
程度である。ドローンコーンは結構使われているようだが、高価なものに成るようだ。
今はモット複雑な方法で低音を出しているが、位相、歪みでドウなのかは触れてないのが残念である。

音量:
音量によってずいぶん印象が変わる。
Jazzファンにはかなり大音量で聞くようであるが...。たしかに、リアルな音を聞いていると、
かなり音量を上げたくなる。そうしないとイメージが合わないからである。
そう意味では、小さいスピーカではリアルな音楽は聴けない、まして、ヘッドホーン、イヤホンではかなりイメージが
合わなくなる。ただ、大音量を出すためには、それなりの部屋のサイズと強度、防音、反響を考えないと難しい。
小さい部屋では、よけに部屋の条件が難しい。
従い、8畳くらいだと、20cm、25cmが合う。低音もホドホドであきらめ、音量も10wアンプでも問題ないくらいの
音量がいい。リアルさは最初からあきらめる。
20畳ほどあれば大分大きいスピーカでも、部屋の構造がしっかりしていれば、大音量に耐えると思うが、
私の部屋は柔であるが、45畳と大きいのと、一応、簡易的な防音、物を置き、乱反射させ、ライブ感を出しているので、ピーキーな音はしない。
ややデッド気味に成っている。
録音の良いCDで聞くとプレーヤが安物でも結構良い感じである。
私はDVDプレーヤーを使っている。CDプレーヤが壊れたので...。だが、違和感はない。
よほど、安い物で無い限りプレーヤは高性能である。
音質に一番影響するのはなんと言ってもスピーカである。これは不思議であるが、あまりにも特性が違うから
しかたがない。
だが、これも、いろいろいじると、だんだんと近い音に成るのはおもしろい。
ま、限界はかなり低いところで出てしまうが...。
アンプは安価なものは当然設計思想が違う、大音量でリアルな音を追求していないから。
アンチョクにカーステレオ位の感覚で使えば良いのである。
反対に、本格的リアルを目指したアンプは安直な使い方が出来ない。つまり目的に合わせた装置と言うことに成る
ただ、古き良き時代の音を聞くにはそれなりの時代の良き装置で聞くのがベストと思う。
最近のデジタルリマスターでのCDは結構無理があるようである。
どこでうまくいかなくなるのか想像するしかないが、たぶん、モニターする環境が合わないから、無理矢理の
所があるのでは?と思う。
近年真空管AMPに始まってアナログが復活してきたが、そこの所がうまく変換できないからではないだろうか?
SPレコードでさえ良きアナログ装置で聞けば、最近の最新の豪華な装置でもかなわない事がままある。
つまり、何処かが合わないからである。

また、時代物の音源は大音量で聞かない方が良い音で成る事が多い。
昔の良い録音の物であれば大音量も良いのだが、基本、昔はそう大きな音で聞いて製作していない。
聞く装置が大体、そのような大音量で聞ける物がそうない。劇場用くらいで有るが。
この方面は、ALTEC、TANNOY、JBLのその当時の劇場用を観れば分かる。
昔と言っても、1960年頃からはかなり今に近い性能に成っている。

時々、写真でスピーカに近い所で聞いている風景が写っているが、大きいスピーカの近くで聞くと、
音が高、中、低音がまとまらなく良い音がするはずがナイのだが...。

だから、ALTECの604や905、TANNOYは同軸スピーカが有った。
最近のトールボーイ型は2〜3mは最低で離れないと...と思う。
近くで聞くなら小さいスピーカが良い。まとまりが良いから。音がいかに良くてもバランスが悪ければ
どうしょうもナイと思う。