DS-600ZAに接続したのはクラシックでドウか?と思ったからである。

CD の Somewhere in Time Composed and Conducted by Jone Barry
映画サントラであるが、クラシックと同じ感じで、多分元はラフマニノフかと思うが...
重厚なサウンドであるから、なかなか良い音で聞けない。
今までは Pioneer A−150 + DS−600ZA で聞いていた。
パワフルで繊細な音楽を再生するに一番の組み合わせと思う。

さて、この TU-879S ではどうか?
残念ながら低音、高音供音量が上がったトコでは少々ツライが耐えられないと言う事は
なく、良く聞けば...と言う程度なので、大音量で聞く事はほとんど無い私としては
80点と言うトコだろう。
ヤヤ線が細いという感じもする。
だが、DCアンプと違いバランスが悪いとか歪っぽいと言う事はない。

やはり、Julie London,Monica Lewis,Dina Washington のようにVocalの方が良いように思う。
特に Dina Washington は別のコーナでも書いたが、東芝の SS-B2W と言うあまりHiFiとは
言えないSPの方が良かったのだが、
このアンプではDS−600ZAでもイヤミなヒステリックな音が余り出ない。
ムシロ、豊かな感じさせする。
昔の音楽を聞くのにはこのアンプは良い選択のような予感がする。
で、Billie Holiday 、Ella Fitzgerald,
(アルバム名が無い! JAZZ1〜12とシリーズらしいがバラで買ったので
途中抜けている)の CDを聞いてみる。
ン−−ん、やはり良い!
音質は録音自信が相当古いらしくSPレコードから取ったのか?と思えるほどなのだが....
今までは先に書いたように東芝の SS-B2W で鳴らすしかなかったものである。
だから、ズーット聞いていなかったのだが、
コレで、古い録音のJazzCDが聞くことが出来そうである。

だからか?!最近の真空管アンプの復興はこのような訳がありそうな気がする。
大体、私と同じ位の60前後の人達だろうから....
聞く音楽もロックはないだろう。あっても、プレスリー前後位だろう。

念のため....、ロックではないが、Jennifer Lopez の On the 6
POPS としてはスローな感じなので、特に問題はないが...低音のドスンとしたトコが
今一と言うくらいで、破綻はない。十分に聞ける。
Vocal部は綺麗だから余計にソウ思うのかもしれない。

Grloria Esrefa Greatest Hits
これもJennifer Lopez同様な感じなので問題はない!

Lee Morgan の The Sidewinder
やはり低音の切れが弱い。スピーカが小型のモノに見えてくる。
バランスは悪くないので聞き流す程度であれば問題は無い。

映画 Star Wars を聞いて見る。
やはり低音の弱さが出る。力強くないのである。聞けないと言うほどでは無いのだが
チト物足りない感じである。雄大さが出てこないのは..致し方ないか。

結論付けるには少々強引であるが、
1:ダイナミックさを要求するものには少々物足りない。
2:低音のアタックの強さを要求するものには力不足
3:古い録音の物は蘇る感じさえする。ベストマッチングと言えそうである。
4:バランスが良いので癖の強いSPとは相性が悪そう。
5:Vocalは綺麗に聞こえる。DCアンプだとなかなかVocalを綺麗に聞かせる
  組み合わせがないのだが...、これはGoodである。
6:中域が綺麗なのは良い。

これは大体真空管アンプのシングルの特性を言っている感じである。
ただ、昔作った6BQ5シングルのステレオ+Pioneer PAX−20Gの時に比べれば
ズーット広帯域でダイナミックスもある。
へんなDCアンプよりマトモである。 
その割に安かった!