まとめ、....2008/12/30

とりあえずの....

音を一番左右するのは、やはり、スピーカ。
最近の物は残念ながら、さほど聞いては居ないので....

どうもいろいろな評価が有るようで...
評価が左右され要因と思われる物

1:聴く音楽
2:聞く音量
3:部屋の環境
4:時間帯
5:健康状態

これくらいだろう。

1:はおおざっぱにJazz、Classic、Popsと分けているが...
  実際には、もっと細かい。と言うより音質による。
  アタック、つまり立ち上がりの良さが重要な物、正弦波的な物が重要なもの、人の声の明瞭度が必要な物
  これらが混ざったもの。
 * クラシックのオーケストラを聞くにはある程度残響が有った方がいいし、低音から高音まで綺麗に鳴る方がいい。
  さらに交響曲はダイナミックレンジが大きいので、部屋も大きい方がいいし、当然Ampの出力も大きい方が良い。
  さらに言えばカタログ仕様が良い方が良い。
  乾燥した部屋は違うかな...、湿度は70%位が良いようなきがする。
  スピーカはダイナミックレンジの関係と低音の関係である程度大型が良い。特に低音が口径が小さいと辛い。
  深夜、静かに聞くには小さい方が良いが...30Hzが再生されないと雰囲気出にくい。
  この条件で考えると、一般的な住宅ではムリがある。
  部屋の大きさは20畳以上、大音量に耐える床、壁、天井、窓はない方が良い。そんな感じかな...
 
 *クラシックと一言に言っても、幅広い。
  当然、それによって状況は変わってくる。室内楽は大きい部屋で聞かなくても良いし、
  小音量でも綺麗な音がでないと、機器辛い。
  声楽は...人の声が中心なので、中音が綺麗で、大口径SPのように低音がかぶる聴き辛い。
  このような状況だと大きいシステムでは上手く再生されない。
  中小型のでキャビネットがしっかりした物の方がよさそう。
  最近のはやりのSPがだいたい問題ないのではと思う。

 *Jazz と言ってもこれも結構幅広い。
  1:最近のJazzのメジャ−なものは高い音と全体の切れが要求されるようで...
    JBLが良いのは納得。SPのマグネットが強烈だからである。あと、寿命の問題があるがウレタンエッジ
    切れが良いのに貢献していると思う。
    ピアノの音が柔らかい音を奏でる曲は少ないように思う。この面でも強靱なコーンも必要。
    でも、私のようにBGM的聴き方をする者にとっては音楽自身がキツイ。
  2:Vocal
    女性が多いし聞いていてもリラックス出来る。Vocalを再生させるもので低音がかぶらないSPは
    安直には小型が良い。
    ウーハーの高域が難しいのだと思う。
    女性の帯域は高いので問題は生じにくいが男性のは問題だ。
    さらに、バックがオーケストラやビッグバンドでは、どんなSPが合うのやら....
  3:昔のビッグバンド
    時代の問題が関係しているように思う、
    録音がどのような装置、環境だったか...が問題になる。
    再生する装置もその時代に即したものが良いのだと思う。
    これはビッグバンドだけでなく、全体にいえることだと思う。

 *ロック
    個人的には好きな物は少ない。概して古い物に偏る。
    だから、ロック向けの装置は想像も付かない。

 *イージリスニング
   と最近は言われているが...、昔はムードミュージック、今のとは少し違うと思うが...
   私の一番好きなジャンル、だが、今は探すのに苦労する位にない!
   昔のはマント・バーニ、パーシーフェースなどオーケストラ中心。
   で、ポピュラーなアレンジをしていた。オリジナル有り、クラシックあり、ポピュラーあり、映画音楽あり...
   で、幅広い。が
   ダイナミックレンジが意外と一定、そんなにない。刺激的な音も少ない。テンポもユックリ気味。
   Audioとしては扱いやすいはずだが、ここで問題なのが、高音、ギスギスしないで滑らかに高域まで再生されいないと
   聞き苦しものなる。高域で反応が遅くても綺麗に鳴る方が良い。

 *演歌
   最近は紅白も見ないが...
   なんと言っても音声が明瞭に、母音が主体だから、高域が伸びているより、
   切れが良いものでないと、エコーが掛かったようになる。
   意外とTVに付属しているSPが良いと思われる。帯域が少ない方が良いのか??
   TV用は意外と音声中心だからだと思う。
   演歌は音としてより、声として聞いているようなのだ。

基本的なものは
1;正弦波が綺麗なもの、2:アタックが良いもの、3;音声が不自然でないも。
これが基本のように思う。
あと、低音、しっかりと再生させるには大口径が有効。
それと高音。
意外と昔の音を聞くには最近の高性能な物は合わないような気がする。
昔の物は帯域が狭い方が不自然でない。


CD装置は高級なのものと激安の差はそれほどに無い。
昔のアナログプレーヤのカートリッジはものすごい差があったが...。
高域の議論があるが、メーカはウムを言わせないようなものを作ればいいのだが..
サンプリングを50Mzにすれば誰も文句は言わない。
120dbで1000000倍なので、24bitあればダイナミックスは問題ない。
そんなCDとは言わずDVDで実現すればいいのだが...、多分、著作権で...。

2008年12月30日現在でのおおよその感想である。


リスニングポジション
2009/1/6
リスニングポジションとは一般的に聞く位置をいうのだが、
つまり、残響、反射音、直接音、SPとの距離など...

だが、一番問題なのは、人の調子、気分、何をしているか、何をした後か、前か?
その時によって、体調が違うし、気分も違う。
私のようにナガラ的に聞く人間は高性能な再生音は必ずしも必要ない。
BGM的な..ところが一般に決められている性能だと、低音、高音にヤヤ不満が残る
低音は優しく体を包むような感じで、高音は刺激的に成らないような...。
つまり生の音とは少々異なる。
当然、楽器もそのようなものを使った編成で、テンポはヤヤ遅く、抑揚も高低差が少ないものが良い。
元気な時だと眠くなるような曲が良いのである。

反対にイライラが募った時のストレス解消には音量を大きく、体を音の洪水で押し流すような物が良いのである。

ここら辺の事は、残念ながら、誰も書いてくれない。
昔、BGMを発案され巷で興味が持たれたときは多少いわれたが、あくまでBGM一本!
当然違うベクトルがあるはずなのに...。
時々、牧牛にモツアルトを聞かせると乳の出が良くなったとかはおもしろ半分の野次馬的に報道されるが...。

さて、そこで、私のようなリスニング感覚でSPを選ぶと...意外に、ヤヤ安いがカッテ大ヒットした物が結構合う!
これが問題だ!
一般大衆は意外と良いセンイッテイルのだと思う。
評論家の人はそれが専門だからたぶん仕事モードで選んでいるのだと思う。
ところがそんなSPはナガラリスニングには適さない。低音と高音を落とさないと...。中音ももっとナマラセないと...
つまり猫に小判状態。
評論家の人もそこら辺を分かって物書きしてもらいたいと思う。
今は流行のSPだと小型の入門編の装置が良さそうである。ただ、それで真剣に聞くと反対のストレスが...
つまり、聞けないというフラストレーションが...。そんな時は良い音を聞かせてくれる場所があれば...と
思うが、これが意外とナイ!
音楽喫茶、JAZZ喫茶はカッテ有ったが...今も少なくは有るようだが、我が田舎ではナイ!
学生時代大衆向けの音楽喫茶は行ったが、決して良い音では鳴っていなかった。リスニングポジションが悪い。
映画館のような感じに成っていないのである。喫茶が中心だから...。

大きな音ででも、真剣に聞くとこは大きく...長時間聞くと耳が疲れる。
実に難しいと言うか、気ままと言うかそれが人だと思う。
こういったワガママを満たしてくれる装置、音楽っていつになると出来るんだろう??

真空管が良いか、トランジスタが良いか、
SPはコーンが良いか、ホーンが良いか、ドームが良いか。
SPの素材は紙が良いか、ハイテク繊維が良いか...等々...
昔はカートリッジでMMかMCか?とやったもんである。

いまも復古調的にアルテック神話が語られたり..。JBLを、タンノイを語ったり...。
日本ではダイアトーン神話とまで行かないがそれに近い物がある。
車で言えば、フェラーリ、ポルシェ、そして日本のスカイライン、フェアレディ。
だが、これらは生活用の足としては....。

この差なのである。