私の DIATONE 感

私の DIATONE は

1: DS-261 DS-32BmkⅡ DS-401 DS-501
DS-66EX DS-77HR DS-66Z DS-700Z DS-600ZA

 
番外

番外は別ページへ
1:SX-3ⅡのウーハをDS-600Zのものに交換
2:JBL-4425 のプラスツイータ として DS-32BmkⅡのツィータ
3:Toshibaの SS-BW のツィータを DS-20Bのものに交換


最近 CRCのラバープロテクトを使ってみた。これが以外に効果的であった。
今までのは、半年もすると効果が薄れて、エッジが硬くなってきたが、これは安いし
効果もそれなりにあるし、付属のノズルでスプレーすると、半日くらいで効いてくる、
持続はマダ良くは分からないが、安直なので、硬くなったら再度スプレーすれば良い。
ただ、最初は相当に分厚くビスコロイドが塗ってあるので、出来ればSPを外して、裏側に
シンナーを筆で塗って、スプーンの様なモノで削り取る事が良いと思う。
ま、最初からここにラバープロテクトを塗って時間を掛け様子を見て、良さそうなら取り付ける。
なにぶん、ビスコロイドは表側より裏側に塗ってあるからである。場合によってはかなり分厚く!
SPを取り外すのはこれまた大変で、私は大きいカッターでバッフルとSPの隙間に刃をたて、
カッターの背中を金槌でユックリコツコツと叩き少しずつ奥に...。ソレを外周の1/3位やる。
次にマイナスドライバーを滑り込ませる。この時も、金槌でドライバーの背をコツコツと....。
ドライバーは三種類ほど使った。先の細いにから徐々に太いのにバトンタッチ!
細いのが入っている状態で次のより太いのに、無理はしないように少しずつ。
ま、外すのに30分位掛かる。
エッジが柔らかくなると、低音が無理なく出る。さらに音楽も豊かに聞こえる。
間違って破った場合はコーキング剤を薄く塗っておけば問題ない。

と言う訳で...わがSPの主役ではナイが基本に成っている。
だが、本当に本来の能力を引き出しているかは自信はない。

以下は今はやらない。上記の方法を採っている。
-----------------------------------------
総て、中古だから、問題のエッジ硬化で音質がかなり本来の音からはずれている。
従い、先ず最初にやらないといけないのが、エッジの軟化!
最初は通販で買った洗車用の物が残っていたのでコレを使ったら、カナリ利いた。
だが、その後使い果たしたら、同等の物は無かった。
この洗剤は強力で、石油系の油は完璧と言える位に即効的に洗い落とした。
それが無くなってから、探したが...ヤット、何年かぶりに見つけた。
KUREのNEWシトラスクリーン (ハンドクリーナー) 油汚れをスッキリ落とす!
油汚れ、油性ペンキ、油性マジック  

コレを絵筆で塗る。1日ほどで効果が分かる。
少し残念なのは磨き粉が入っている為、乾くと表面がザラザラ!
気になれば刷毛で簡単に落ちる。
しかし、先の洗車剤ほどには利かない。逆に粘度があるので使いやすい。

結果は低音が良くなる。
私はそれ以前に、シンナーでSPの裏側からエッジに塗ってあるダンプ剤をなるべく
多く剝がす。
コレは即効的にエッジが柔らかくなるのだが、日が経つにつれて硬化し始める。
無論、ダンプ剤はかなり取られているので、低音が出ないとまではならないが、
気にはなる。
そこで、KUREのNEWシトラスクリーンが役立つ。硬化すれば表から塗ればいい。
------------------------------------

さて音質は、総てDiATONEで統一...とは行かないようだ。

その前に、何を聞いているか?は別のページで、聴く曲、ジャンルにより
判断がかなり変わる。有名な話では Jazz  は JBL、Altek クラシックはTANNOY

をある程度書いておかないと、いけないと思う。
なぜなら、私の感覚だけでなく、多くの人がそうだと思うので。
私の聞く音楽はマイナーな物が多いかもしれない。

確認したい人は...。私好みの音楽


1: DS-261
はやはり古い感じがする。だから、音質がクリーンな音楽、つまり近代的な音楽は
やや苦手。高音が粗い感じと低音もゆったりとは出てこないからである。
逆に1960年代以前の音は良い。
昔聞いた時代に知らず知らずに連れて行ってくれる感じである。
サスガに最近の音楽を聴くにはアレ?と感じるところがある。
また、高音が少々がさついる感じがする。
1940~1960の音楽だとカナリ良い。ロックも元々原音なんてナイから
コノ方が良いかも。

2: DS-32BmkⅡ
今は残念ながら使っていない。と言うより、片方の中音が歪んで..
別の物と交換したが駄目で...、ネットワーク?とも思ったが、
ウーハーを過大入力で壊したりで、ツイータが突然壊れたり、
どうも、トラブルが続いて...ゲン担ぎで使用を止めた。

DIATONEを見直したのはコノスピーカからだったので少々残念。
かなりバランスが良く今のDIATONE SOND の基を作ったような感じさえするSPである。
最初に、曲は忘れたが、Jazzのピアノの響きがカナリ!リアリテイがあった。
それから、Jazzもイロイロ聴く事になったのだが...。
それまでは音楽はBGM!だった。
クラシックもそれなりに楽しめたし...、
問題はエッジ、何とかクリアした結果はサラニ良い感じになったのが、マニアックな始まりと
このSPがいろいろな面で開眼させてくれた。

3: DS-401
オークションで¥1000-で落札送料が¥2600-と送料が2倍以上!
少々見た感じが薄汚れている感じで人気が無いのか?
しかし、ウーハのマグネットが強烈で、foも30Hzと低いのも他に見られない。
コノ低音の馬力はやはりスゴイ。ドスンと言う響きがあるのは気持ちいい。
大概の音楽は低音と言っても100~200Hz位の感じなので、ココまでやることは無いような気もするが
元来AUDIO好きで、音楽以前に音そのものがリアルに聞きたいと言う方なので...
コノ低音は気に入った。高音もチタン、ベリリューム、スーパーアロイなんかでなく紙のコーンだから
駄目と思いきや結構繊細でモックはない。
大体、若い子だと20000Hz近くまで聞こえるようだが、私のミミは13000Hzがやっと聞こえる程度だから。
見た目やスペックはごつい感じだが、意外に繊細でそれでいて必要な所はドンとくるダイナミックさもある。
スピーカの信奉者にはマグネットが大きいほうが良いと、それに答えたFOSTEXはエライ!
その最右翼にゴトーユニット、励磁型のMAXONICがあるが、高価なので、一般的とは言えない。
現実。ソコまでしなくても...。
車で言えばエンジン、これらは普通の車にF1以上のエンジンを積んでいるようなもの。
DS-401はそこまで行かない。スカイラインGTRぐらいである。
だから、ついつい大音量を試したくなるし低音のでる音楽を堪能たくなる。
割と音楽ジャンルを何でもこなす。
ただ、ウーハーのビスコロイド対策はしないといけない。
1960以前のポピュアラーにイイ。
ダイアトーンのSPは外すのが容易でない。大きなカッターで背中を金槌で叩きながら、少しずつ
隙間を作り、時計ドライバーでこれも金槌で叩きながら2本押し込んで、ゴリゴリと...
マグネットは大きい!
小さいスピーカでも小音量で聞けば...。あと、低音は倍音が聞こえれば聞こえたように錯覚
するそうで、どうも、最近のスピーカはこのたぐいと思う。また、重低音は近所迷惑になる。
遮音が難しいからである。当然、低音は切れがわるい、余韻が残るのが当然と思う。
それに最近の音楽はテンポが速いし..。低音が使えない..。また、昔の録音は低音が難しかった
50Hzはカットオッフしないと、ターンテーブルからのゴロが聞こえる。
さらに、暗騒音もあるし...。しかし、重低音は聞きたい! 録音されていれば聞かせてくれるスピーカーである。
私のように、近所がないと、迷惑は考えないでイイ。迷惑するのは猫だけ....。

4: DS-501
コレはなかなか癖が強い。
ポプスには良いと思うが、よほどの事がないと聞かないので確認は?である。
また、これほどAMPを選ぶSPも珍しい。
原因は良くわからない。音色が色が付いている感じがする。
KENWOOD の KA-990V、PIONNER の A-150 A-150D は良かった。 
Powerの少ない物はどうもうまくいかないようだ。多分、出力段のコンデンサー容量が少ないと
クセが出やすいようで...。相性が良い物で聞くと華やかで広帯域のサウンドという感じ。
007やスターウオーズのような音楽が得意。
ディスコもいいかもしれない。シットリした物はなんか違和感がつきまとう。
エッジを少し柔らかくしたら、大分音色が良くなった。しかし、基本ポップス向け。
明るい音楽が向く。私の良く聞く1960年代以前はもうチョイ。70、80年代はかなり合う。
設計者がたぶんこの時の音楽を良く聴居ていたのではないかと思う。
これも、マグネットが大きく重低音がでるから、その手の録音があるCDは良く聞こえる。

5: DS-66EX
これも 501 に近いが、嫌みはない。
Candy Dulfer の Lily Was Here を大音量で鳴らすと低音がチト不満だが、
AMPで2目盛りUPしてやれば良い。重低音は少々出ないが、
音のスピード、リアリティ なんと言っても迫力は スゴイ!
しかも、音が崩れない。
元気なJazz、ロック、等にはカナリ良い線いく。
シットリ系だと多少きらびやかさが耳につくような気がする。
8畳の部屋でも使っているが、こちらの場所だと低音も十分に出ている。
私は普段Jazz系はこれを使っている。私の居る部屋は4.5間*5間ある。
建物はかなりボロいが...。

6: DS-66Z
どんなジャンルもホドホドにこなす。ちと物足りないと思うことも..
BGMにはいやな音が出ないのでGoodである。
ただ、優等生的だから、天才的な所が無くコレでコノ音楽を聴きたいと思うことはない。
ソコが残念ではある。コレも8畳で聞いた時もあるが、少々低音が出すぎでダクトに
吸音材を少し詰めた。
今の45畳の部屋だと低音の迫力は無くなる。
イージーリスニング、室内楽を聞くときはこれが基本になる。やはりAMPで2目盛りUPして聞いている。
部屋の大きさはカナリ低音に影響がある。
最近は、ながらでBGM的に聞く。疲れないからである。
聞き込むと、不満がでる。特にJazzのアタックの強い音楽で、あと、クラシックのオーケストラの
大音量を楽しみたいときと言う限定的場面のはなしだが...。
嫌みな音が出ないので、使っている時間は多い。
DS-66EXとパラに動作させると、豊かな広がりが出る。ただし、低音は少しUpした方がより豊かに感じる。
イージーリスニングにはかなり良い感じである
普段、イイージーリスニングや軽いクラシックはこれを使っている。。

7: DS-600ZA
今は親戚に..、音質は66Zに近い。優等せい的Sound。
このエッジはビスコロイドではないのか固まっていなかった。
ダクトが裏でなく表にあるので設置場所は66Zより取り扱いやすい。
一般的にジャンルが限定的で無ければ良いスピーカである。
相当にJazz好きやクラシック好きに傾倒していると不満も出るだろうが..。
当然組み合わせるAMPは優等生的、Technics が合うと思った。
親戚にはSU-V80とセットにした。

8: DS-77HR
これは低音が出ないかと...期待道理サスガであった。
高音がやや硬い感じがする。だが、大音量に耐えられる。
DIATONEが嫌いだと言う人はこの金属系の音が気になるのかも...。
参考:DS-32BmkⅡのツイータの裏

しかし!こんな物で...ま、ウーハーも最近のは多重構造だから..
つまり、金属だけだと聞きづらいピークが出てくるから、これを押さえると言うことなのだが..
モウチョイ何とか成らないものか?と思ってしまう。

77HRでも多少出るようで..、ボロンだと意外に押さえ込まれているようで...聞きやすい。
ただ、個人的にはチタンのアタックの素早さが好きだ。
そうすると、クラシックがちと聞きづらいと言うことに...。
この77HRはクラシックでも問題ない。ただ、ヤハリ大音量でないと真価が発揮できないような気がする。
無論聴けないと言うほどひどくはない。
クラシック、特にシンフォニーは良い 交響組曲シェヘラザード、ホルストの『惑星』、などは最高!
従い、AMPも勢い大出力!というより低音がシッカリしているヤツ...言い換えると電源がシッカリということで
評論家の故長島達夫もAMPは重い方が良い音がすると...。
ドライブ能力が良いからである。かって企業はトランスのPowerの大きさを宣伝したが、ま、マニア以外には
無意味な事だったと思う。

9: DS-700Z
最近入手したのだが、
基本的な音色は66Z、600ZAはかなり似ている。音楽に寄っては切り替えても分からないかもしれない。
ウーハーが27cmと小さいので低音が弱いのでは..と思って居たが、
77HRと比較するとカナリ負けるが66ZAよりはゆったり出る。
イジーリスニングには最高に合う。
嫌みな音がマッタクと言っていいほど出ない。
クラシックも大音量で迫ってくるような音楽でなければ相当に良い。
600ZAと同じようなSPの構成だが、箱が大きいからゆとりのある低音がでるのだと..。
しかも、詰まったような音もしない。ゆったり出てくる感じ。
サスガに迫力有る音はちと難しいかも。
低音の関係で、66Zや600ZAより優等生的で何でもこなす!
ウーハもビスコロイドでは無いようだし。高音の嫌みな音も皆無。
静かな音楽には最高に良い。
逆にアタックの強い音楽は多少相対的に落ちるが...。比較しなければ分からない
微妙な差でしかない。
この音の先にDS-1000Zが有るのだと思うが...。
箱のサイズからして、低音がロウロウと出てくれない感じがするので...。
もし、32cmで強力マグネットなら欲しいと思うのだが...。

こうやってみると、時代と共に多少の揺れが有るように思う。
ただ、国産で、ズーット一貫したポリシーが有るのはココだけのように思う。
YAMAHAも大体一貫しているが、ナゼか早々と NS-1000Mを出し それ以降はそれを超えられない
と言うところが限界のように感じるので、YAMAHAには手を出さない。
昔、オーデオフェアで NS-690を聞いた時、VictorのSX-3とは反対のサウンドで冷たい感じを受けた。
私はSX-3の方に好意を持った。
当時のDIATONEのイメージはNHKのモニターSPのイメージが頭にあってどうにも聞く気がしなかった。
高音、低音が伸びていないのが当時は気にいらなかった。
JBL、ALTECも高音の荒さが好きでは無かった。もし当時にこの700Zがあったら絶賛されたと思う。
当時は DS-251の時代である。
当時は私は自作派だったので...
TORIO SS-2、 FOSTER FE-103秋葉の箱 、CORAL  10CX-50秋葉の箱、8A-7 秋葉の箱、 
Paionner PAX-20G 親戚に..、CORAL 8TX-70 FOSTEX UP-203 と...
イマモ 8TX-70、UP-220、PAX-A20が鳴っている。
これらはヤハリ口径が小さいのと耐入力がナイので迫力有る音は難しい。しかも、UP-220 以外は適当な箱で
本来指定の箱よりズーット小さいから音質も変わる。

サテ!大音量..つまりピークが100W出すような音量...、アベレージじゃないので..
こうなると、30cm級が俄然生き生きする。
滅多にしないが、4,5台同時に鳴らす事がある。こうなると繊細さは何処かへ! ダイナミックさ、低音の馬力が物をいう
だから、口径の小さい物は相当な数を集めれば何とかなるだろうが..。
12~14cm級を四台集めても30cm級にはモウチョイ及ばない。かなり迫るが..低音域が歪む。
ダブルウーハと言うことで38cm超級を2台鳴らしている超マニアが居るらしいが、気持ちは分かる。
私にとって30cm級が限界なのは重くって移動できないからである。30Kgを限界点と考えている。
若ければ、80Kgでも動かしただろうが...。

部屋の大きさとSPの大きさは比例しても良いのだと思う、雑誌などで、12畳位で38cm級を入れておられる記事も見るが
バランスが悪い。
小さい音でもヘッドホーンで聴けば...だが、ヘッドホーンは結構苦痛で、意外と臨場感がナイし、
ナゼかPowerが入らない。必要ないと思うのか...

8畳だと27cmでも、実際、66EXを使っているが十分過ぎる。20cmでも問題ない。
若い頃、UP-220を8畳+板の間の部屋で聞いていたが、十分であった。
DIATONEが中心に27cm級を置いた気持ちが分かるように思う。30cm級は余裕のある部屋。
または、低音をドウシテも欲しい人向け。
DIATONEは日本の現状を見据えた製品作りをしてきているのだろうとおもう。
一応、マニア用にも大きなシステムがあるし...。

DIATONEのもう一つの特徴はウーハがハニカムに成ってきている。初期は紙しかなかったのでしかたがナイが..
その為ある時期から磁気回路の低歪化をやられている。残念ながら、対策の有無ははっきりとは分からないが、
大音量時に分かってくると思う。この点でも信頼出来る。
ただ、マグネットの大きさは必ずしも追従していないが、コーンの素材が軽くって剛性のある物をとらえていた。
コレが一番音質に関係するからである。歪みを少なく押さえる...。
DIATONE SOUNDだと思う。 部屋の大きさでSPサイズを選ぶのはわかりやすいが、音楽のジャンルで選ぶ
と言う考えは無いようで、オールマイティが目標のようであるが、結果は必ずしもそうはならない。
ソコが難しいところだろう。

Tecnicusが一貫した製品作りをしていたら好きになったかもしれないが、..。